ことばにすることも大切
  • UPDATE:2012.05.31
  • カテゴリー: コラム
面接では言葉より「行動証拠」を重視しています。
が、人間関係において、私は言葉も大切だと思っています。

私の父は3年前の明日、亡くなりました。
実家は金沢、すぐに会える距離ではなかったので
父の元気がなくなったかも…と思い始めたその半年前ぐらいから
できるだけ父には優しくするようにしていました。
それでも、父が亡くなってからたくさん後悔しました。
そして母も。
「どうしてお父さんに もっと『ありがとう』と言えなかったんだろう」
とよく言っています。
でも私が思うに、多分父も天国で 母に対してそう思っているんじゃないかなあと。
とても近くにいる相手には、言葉で感謝や愛情を示すのは、なんだか照れくさいですよね。
「きっとわかってくれているだろう」と思うからでしょう。
でも言葉をかけることができなくなった時に「どうしてあの時もっと…」と思っても
後悔するしかないんですよね。
だから、父が亡くなってからは 誰に対しても感謝した時は
できるだけ言葉にするようになりました。

それから、言われる相手の立場としても。
相手の真意なんて100%わかるのは難しい。
言葉にしてもらうことで、救われることはたくさんあると思います。
言う側にすると、「言い訳」がましくて言いたくないという場合でも
それでも言葉にすることで、相手が救われることもあるでしょう。
私は父とはとても仲良かったけど、母とは今ひとつだったのですが
今は父の分まで母には優しい言葉をかけたいと思っています。
それは、1つは自分が後悔しないように。

ところで「どうしてあの時こうしなかったんだろう」ということにならないよう
するべきと思うことは、するようになりました。
起業したのも、その1つです^^

コラムのTOPへ戻る