マニュアル主義なイマドキの若者たち

またまた、先週の「全県経営研究集会」でいろいろ考えたこと。
15日は、横浜市立大学国際総合科学部 中西新太郎教授による
「“今どきの若者”その背景を考える」というタイトルの、非常に興味深い講演がありました。
さすがに「今どきの若者」について、的確にポイントを押さえられた 素晴らしい内容でした。
大学生は「1人でパソコンに向かう時間を最も大切にしている」と聞いたことがありますが
堅実、若者同士の配慮、以前と違った消費行動の変化など、頷ける内容ばかりでした。
その中でも、つい爆笑してしまったのは
「面接ルームに入る際、ノックは3回じゃないと通過できない」
という「都市伝説」? !!!
笑いながら、非常にこれもよくわかりました。
これまで新卒採用で何千人もの学生さんを見てきましたが、
皆さん とある就活サイトや、マニュアル本をしっかり勉強してきて
「とある就活サイト」に「GD(グループディスカッション)ではこうしたら通った!」との書き込みがあった翌日は
判を押したように、皆同じようなアプローチで臨んできました 笑

これは、こうなってしかるべきという子どもの頃からの背景があると思います。
我が家は転勤族でしたが、子どもは転校する都度 その学校仕様の文房具を揃えなければなりませんでした。
しかし、学校側でもそこは配慮してくださり
「今ある物がなくなってから、買っていただければいいですよ」
とのことなので、そうさせていただくのですが…
実際子どもの世界で娘は、「ルール違反はNG」という洗礼を、嫌というほど、味わったようです。
例えば、前の学校ではクーピー指定だったけど、今度の学校ではクーピー禁止で色鉛筆指定。
使いかけのクーピーを使った娘は、大勢から 「いーけないんだー」の大合唱を浴びました。
そして「皆と同じじゃないと安心できない」となってしまいました。

ある幼稚園では、お弁当に携帯ふりかけを持ってくると、そのパッケージで争い?が起こるという理由で
「ふりかけは、ご飯にかけてくること」という決まりができました。
運動会は、昔は「勉強ができないけど、運動ならまかせて!」という子が
ヒーローになれる機会でしたが、長女の小学校時代は タイムの似た子を同じ組にして
なるべく差が付かないように…とセッティングされていました。
「みんな同じでみんな普通」の世界に近かったですね。
これは、よいか悪いかはわかりません。
「マニュアル主義の若者=絶対失敗をしたくない若者 が育った背景」ということです。

それと、以前「子育てをちゃんとしたママは、傾聴力がある」と書きましたが
それは「ちゃんと子育てをしたママ」です。
子どもに叱る前に「教える」という大切な段階を飛ばしているママ、多くないでしょうか。
「どうせ言ってもわかってもらえない」という気持ちで、「いい子」を演じる若者が多いそうです。
これは問題ですね。
「許可してもらえる」かはわからないけど「聞いてもらえる」と思えることは
子どもにとって、とても大事なのではないでしょうか。

ところで、企業側はそこを議論してもしかたがないので、
そういう若者とどう一緒に生きていけばよいか?ということですが。

私は、コミュニケーションにおいて、まず「聞く」ことだと思います。
そして、その人の「強み」を見つけてあげてほしいです。
フィードバックの基本は、まず相手のよいところを認め言葉にすることです。
若者の強みを 引き出してあげましょう。
強みがわかれば、弱みも見えてきます。





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