強みと伸びしろ(所謂弱み)
よくお客様から
「金子さんのセッションでは、強みを伸ばすのか、弱みを克服するのか、どちらですか?」
と聞かれます。
強みと弱みは表裏一体なので、一概に答えにくいところもありますが
強いて言えば
「強みをもっと発揮するために、伸びしろを見つけて支援します」
という感じでしょうか。
なので私はあまり「弱み」や「短所」という言葉を使わず、「伸びしろ」と言っています。

例えばいくつかの例を。

論理的思考力が高く、本質を常に忘れないAさん。
でも、「相手を詰問する」「言い負かしてしまう」ため
会議の場でも、周囲に受け入れられにくいところがありました。
この場合、伸びしろは「伝え方」や「聴き方」等のコミュニケーションスキルです。
それを伸ばすことで、本来の強みがさらに発揮されるようになりました。

もう1つの例。
Aさんとは逆に、コミュニケーションスキルがとても高いBさん。
営業でお客様に好感を持たれるのですが、失敗することでお客様を失うことも多々ありました。
失敗の理由は、準備不足やスケジュール管理が今一つというところ。
質問に間違って答えてしまったり、調べてなかったり。
そこで簡単なスケジュール管理をすることで、クレームも減り
持前の営業トークを存分に生かせています。

こんな時にとても大事なのは、「伸ばす」ことに「ワクワク感」を感じることです。
Bさんの場合、目標がは「クレーム0」でも勿論よいのですが
その先にある、
「これをすることで、強みが発揮できて、新規受注が○○○万円になる!」
というところまで持ってくると、さらにやる気が出ますね。
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