感情と行動
  • UPDATE:2015.11.15
  • カテゴリー: コラム
人の話を聴く時に気を付けることなのですが
相手の感情「この人はこう思った・感じた」ということは
否定しようがないと思います。
ただ、それは見方を変えたりすることで、違う感情に変わることもあり
それが「気づき」だと考えます。
最初の感情のまま、誰かに行動してしまうことで
迷惑をかけたり、不快な思いをさせたりすることには
そのまま受け止めず、振り返ってもらうようにしています。

たとえば、AさんがBさんから、自分の価値観や、やり方を否定されたと感じて
悔しかったとします。
その後Aさんは、Bさんを感情的に怒鳴りつけてしまいました。
その話をCさんが聴いたとする、2つのケース。

①Cさんは、Bさんに別の意図があった(=否定したのではない)と知っていた場合
 ×…Cさんが、Aさんの「その場で悔しいと思った気持ち」をいけないことだと否定してしまう。
 ○…Aさんがその時悔しかった気持ちは、そうだったんだな、と思う。
   その後確認せず行動に移してしまったことに対し、実はこうだったんだよと伝え、
   本当は悔しく思う必要がなかったと気づいてもらう。

②CさんがBさんの意図を知らなかった場合
 ×…Aさんからの話を聴き、一緒にBさんをひどい人だと怒る。
 ○…その時悔しかった気持ちを受け止め、Bさんが使った言葉をなるべく正確に聴く。
   状況によっては違う意図があった可能性を示唆する。

上に挙げた×のことって、結構多いと思います。
①について、だってその時の感情はしかたないじゃないかな?と思うわけです。
②のケースでは、×が「同感」、○が「共感」ということでしょうか。

皆さんは、どうでしょうか??
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