企業を存続させるなら、採用は?
  • UPDATE:2011.11.18
  • カテゴリー: 評価
先日出席した「全県経営研究集会」で自分の中に残った
課題のもう1つがこのタイトルについてです。
タイトルだけ見ると、「そりゃいい人採用しなきゃ、会社は続かないでしょ」
と思われるかも。
それももちろんありますが、「いい人」ってどんな人でしょう?
もう少し長期的な、そして違う角度から見ることは、大切なことです。
採用する側の方は、何を見ていらっしゃいますか?

①志望度、志望動機
②一緒に働きたいと思えるか
③自社で活躍してくれるスキル・ポテンシャル

客観面接(コンピテンシー面接)では、③がメインとなります。
ところで客観面接を取り入れていない企業様で、②を重視されている場合
以下の場合、要注意です。

①他に在籍するのは、経営者の自分だけというケース以外
②企業を存続させ、いずれは後継者にバトンタッチする予定
③人事担当部門が面接する場合

なぜなら、「一緒に働きたい」が100%主観であるなら、
それはその人だけの「一緒に働きたい」だからです。
他の社員が全員自分と同じ「好み」か
自分の後継者が、自分と同じ感覚か
「パーソナリティ」で書いたように、人には個性があるのです。
例え自分の子どもでも、食べ物の好き嫌いは違います。

でも「一緒に働きたい」という感覚は、とても大切です。
ではどうしたらいいでしょう?

それは、自社の理念を考え、今だけではない中長期的なビジョンに基づいた
「自社で求める人材像」を作り、共有することです。
「自分に合った人材の採用」でなく、「会社に合った採用」を心がけると
周囲も、受け継いだ人も、「あれえ?」ということが少なくなるでしょう。
そして、「求める人材像」は実は「コンピテンシー面接」(「客観面接」)
と非常に関わりが深いのでした。

コンピテンシーについては、またおいおい書いていくことにしましょう。






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