客観評価はシステマティックに。
  • UPDATE:2011.11.01
  • カテゴリー: 評価
11月になりました。
起業して、実際に動き始めて2か月が経過です。
ゆっくりとですが、あちこちとご縁をいただき始めています^^

前回に引き続き、評価について。
前回は、「見るべきポイントを絞りましょう」という内容でした。
さて、見るべきポイントが決まったら、
そのポイントに該当する行動を複数挙げてみてください。
少なくとも、3つ。

今回は、わかりやすい例ということで「チームワーク」で考えてみます。
ちなみにチームワークの場合、面接ではあまり見ることができないので、
グループディスカッション(会議ごっこによるシュミレーション演習)をツールとしてはお勧めします。

新卒で採る場合、チームワークはないよりあったほうが、よいと言われることが多いですね。
御社にとって、チームワークのよい人って、どんな人でしょうか。
チームワークとは、「チームで成果を出そうとする行動」です。
一般的には、
・傾聴
・メンバーのフォロー
・他者の意見の引き出し
・メンバーの意見に対し積極的な賛同
などでしょうか。
さて、評価する時は、これらをちゃんと評価シートで分類し、行動が見られたごとに、
項目別にチェックをしていきます。
ただ漠然と「チームワークのよい人を!」と思って見ていると
盛んに人に話しかける人ばかりが目についてしまうかもしれません。
そして、そういう人にチームワークの評価を高くしてしまいがちです。
でもこの人に、実は人の意見を遮ってしまう傾向があった場合
チームワークが本当によいと言えるでしょうか。
「チームワーク」という能力を、バランスよく見るために
複数の項目に分けてチェックし、最後にまとめてみる
足し算的な評価法が有効です。

とはいっても客観評価に慣れていないと、なかなか難しいことではありますが。
そういう算数的な視点で評価をするということも、知っておいていただけたら、と思いました。


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