面接で見るべきポイント
  • UPDATE:2011.10.30
  • カテゴリー: 評価
「南極物語」見ていますか?
犬が大好きな私は、毎週見ています^^

さて、第一回の内容ですが
キムタク達が南極へ行くメンバーを募集しました。
そこで、1人の学生君がどうしても選ばれたくて
「犬の訓練士経験あり」などとデタラメを言って
選ばれてしまったのです。
その学生君を連れて、キムタクは北海道に樺太犬を探しに行き
学生君、実はまったく訓練士の経験などなかった!ということが
バレてしまったんですねー。
嘘をついた学生君も学生君なら、それを掘り下げもせずに
あっさりと信用してしまったキムタクも なんだか…ですよね^^;

さすがにここまで浅い面接をしている方は、いらっしゃらないでしょうが…
せっかく面接をするなら、見るべきポイントをしっかりきっちりおさえないと!
1人に対して最初に設定する面接時間は、だいたい30分前後が多いですから
その人のすべてを引き出すなんて、どだい無理な話しです。
30分という時間を どう有効活用しましょうか?

このケースを例にとるなら、キムタクは
「犬の訓練士経験」を最も重視したのです。
なら、重視したところをどんどん掘り下げるべきでした。
何年ぐらい経験があるの?
何頭訓練したの?
訓練士をやっていて、一番大変だったことは?
それをどうやって乗り越えたの?
犬を訓練する時に、意識していることは?
etc…

面接では、その人の「人柄」を見たいという場合もあるでしょうが
採用する上で「これだけははずせない!」という能力・経験があるのなら
そこをじっくりと掘り下げる面接も、必要です。
私は企業の人事担当者の方に、客観面接の講師をする際
「その人が、そのことをやっていた姿が見えてくるように、質問してください。」
と話していました。
面接で難しいことの一つが、「質問を考える」ということですが
例えば、この学生君が訓練士をしていた姿を想像すると
質問はどんどん湧いて出てきます。

面接では、「この人のここが特に知りたい」ということを
頭において臨んでいただくと、より「30分」が生きてくると思います。



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